企業・団体の皆様
受入事業所としてご登録ください
当協議会では、「インターンシップ受入事業所」としてのご登録を随時受け付けています。ご希望の場合は資料をお送りしますので、事務局までメール、FAX、お電話にてお問合せください。
1.事業所概要のご記入
まずは、学生を受け入れる場所や内容等を、「インターンシップ受入事業所 登録申込書」に記入してください。(「各種書類」からダウンロードできます)
具体的には、実施時期や受入可能日数、受入業務内容等を検討し、学生や学校の問合せ窓口(主となる担当者)を決めてください。この際、社内の協力体制を事前に確認しておく必要があります。
※受入日程については、「学校と連携して行うキャリア教育の一環」という考え方から、5日間以上で計画されることをおすすめしています。日数が少ない場合等は、学校によって保険加入の対象にならないこともあります。
※インターンシップは、あくまで就業体験ですので、採用選考活動とは切り離して実施することをお願いしています。
2.大まかなスケジュールの決定
学生に対して提供するプログラムについて、どのような内容であれば可能かといったことを社内で検討し、大まかなスケジュールを考えます。
なお、「受入事業所を探す」の各事業所ページでは、会員企業・協力員(官公庁等)限定の機能として、下部にPDF形式の書類を掲載する枠があります。実習計画の一例や過去の実施例を掲載できますので、活用してください。(事業所独自の募集チラシ等も掲載できます)
3.問合せへの対応・調整
夏休みの実習に向けては、4~7月頃に学生・学校から問合せがあります。学生の希望する時期・日数・内容などを確認し、受入が可能か回答してください。その後、学生からの応募書類を参考に最終判断をしてください。
学生は短期間の間に実習先を決定する必要があり、受入が不可能だった場合は、他の事業所を探すことになります。そのため、問合せから可否の回答までは、できるだけスピーディに行うようにしてください。
※学生個人から受入について問合せがあった場合、まず学校で単位の認定を受ける予定か、また学校キャリアセンター・就職課等で保険に加入できるかを確認してもらうのがおすすめです。
詳しくは「保険について」ページも参照してください。
4.契約、受入内容・条件等の確認
学生がインターンシップをすることで単位認定を受ける場合、学校との書類を取り交す必要が生じることがあります。主な書類は「覚書(契約書のようなもの)」、学生からの「誓約書」などで、毎日の日誌へのコメント記入、評価票の作成なども依頼されることがあります。
また学校によっては、事前訪問をするよう指導しているところもあります。その際には実習当日の服装、交通手段で気を付けること、その他の注意点などを伝えてください。学生の事前訪問がない場合も、事前に電話やメールなどで連絡しておくとスムーズです。また、感染症対策として準備してほしいものや、記録してもらいたいものがある場合なども、併せて伝えるようにするのがベストです。
※1day体験、2daysなどの短い期間での実習の場合、学校側では覚書の締結や保険加入の対象にならないことが多いようです。また、日数等に関わらず、書類の取り交わしに対応していない学校もありますので、ご注意ください。
※学校側が覚書や契約書の書式を用意していない場合は、協議会の書式もご利用いただけます。一部を改変して独自の様式としていただくことも可能です。(「各種書類」からダウンロードできます)
5.学生の受入
学生が社会人として扱われる初めての機会と言っても過言ではありません。不安も大きいことと思います。先輩社員と気軽に話せるランチタイムを設けたり、専任の指導者をつけていつでも質問できるようにするなど、事前に配慮しておくのがおすすめです。
あくまで職場体験ですので極力残業は避け、終業前には日誌を記入して1日を振り返る時間を設けるなどしてください。また、良いところや悪いところなどを、理由を含めてきちんと伝えることも学生の成長につながります。
6.マッチング報告のお願い
当協議会では、毎年県内での学生受入の状況をまとめています(県をはじめとする関係機関に報告する大切な情報となります)。受入が決定したら、下記の「マッチング報告書」にて、ぜひご報告ください。
よくある質問
Q.学生を受け入れる際に、報酬は必要ですか。
A.職場体験のため、報酬は不要です。
インターンシップは、事業所・学生の双方にとって無償の制度です(報酬が出る場合は、インターンシップに特化した保険の対象外になることがありますので、ご注意ください)。
無償ではありますが、学生の主な目的は就業体験(=正社員としての体験)です。決してアルバイト的な仕事に終始することなく、できるだけ幅広い体験、交流ができるような配慮をお願いします。また、過度の残業が生じるような課題・日程は避けるようにしてください。
Q.実施時期に限定はありますか。
A.学校の授業や試験等がない時期をおすすめしています。
学生にとっての優先事項は、授業や学内行事です。そのため、長期休暇となる夏季や春季を利用しての実施がおすすめです。なお、正確な日程は学校により異なりますが、夏季は8月中旬~9月初旬頃、春季は2月中旬~3月頃を休暇とする場合が多いようです。
またその他の時期であれば、授業がない曜日や時間帯に実施するなど、学生への配慮をお願いします。
Q.交通費等は誰が負担するのでしょうか。
A.事業所負担でも、学生負担でもかまいません。
交通費の支給や昼食の提供、宿泊時の寮等については事業所にお任せしています。制服の貸与なども、実習内容に応じて判断してください。
ただし、当初予定していた実習先から出かける必要が生じる場合や、特定の服装で出勤するために費用が発生する場合などは、できるだけ事業所で負担するなど、学生に大きな負担がかからないように配慮をお願いします。
Q.学生はどのような内容を希望しているのでしょうか。
A.幅広い体験・交流の機会を作ってあげてください。
実習日程については「受入事業所を探す」ページで様々な事業所の内容もご覧いただきながらご検討ください。「働く」とはどういうことか実感できるよう、職場の見学だけでなく実作業を盛り込んだり、様々な部署の先輩と話す時間を設けるといった工夫をお願いします。
また、社内にインターンシップの経験者がいる場合は体験談を聞いたり、実習に来た学生にアンケートに答えてもらったりすることも参考になります。
〈実習内容の一例〉
- 業務内容などを理解するためのオリエンテーション
- 業務に必要なマナーの研修
- 改善点を見つけるなどの課題を与えての見学・実作業
- 先輩社員たちとのランチタイムや座談会
- 他大学の学生とのグループワーク
- 上司等も出席する成果発表会
※学生の安全を第一として、感染症対策等も講じていただきますようお願いいたします。
※2020年度からはオンライン開催の実習も出てきています。遠方に住んでいる等、交通面でハンディのある場合でも参加しやすいというメリットもあります。なおこの場合も、学生が仕事や業界を身近に感じられるような工夫をしていただきますようお願いします。
Q.学校の担当者や、他の事業所担当者と交流することはできますか。
A.協議会では、各種会議など交流していただく機会を作っています。
総会や成果報告会をはじめとして、協議会では様々な催しを開催しており、その際にはできるだけ情報交換や名刺交換の時間を設けています(現在は感染症対策のため、簡略化したり、オンライン開催としている催しもあります)。会員企業、協力員、登録のある受入事業所の皆様には郵送等でお知らせします。開催したイベントの様子については、事務局ニュースに掲載しています。
また、毎年継続して様々なアンケートも行っています。お手元に届いた際には、ぜひご協力ください。
※今後インターンシップを検討される上で、見学等をご希望の場合は、協議会までお問合せください。
〈開催行事の例〉
- 推進会議(会員企業・協力員限定)2~3月
・・4月からの新年度に向けて、学校・事業所双方が情報交換する会議です。 - インターンシップ合同説明会(会員企業・協力員限定)5月
・・事業所が個別ブースを設け、主に夏休みにインターンシップを希望する学生に直接説明する会です。 - 理事会・総会 6月
・・総会と併せて、インターンシップに関する講演会や事例発表会を実施することがあります。 - 成果報告会・情報交換会 11~12月
・・主に夏休みにインターンシップに参加した学生が成果を発表します。(毎年県内の会員学校の協力を得て実施) - インターンシップ勉強会 年1~2回
・・インターンシップ受入計画のある企業・団体向けのセミナーです。